記者発表会(記者会見)~誰もが実施できる方法(3)
メディアが「発表に出席する」「取材に来る」テーマとは一体何でしょうか。
プレスリリース作成を行う際(出典:ゼロから始める究極のPR実務入門より~アマゾン電子書籍)、
- 他社と比べた「独自性」
- 他にない「新規性」
- 流行っているという「話題性」
- 著名な人・モノが関わっている、自社とは180度違う商品など「意外性」
- 社会に有意義な取り組みをしているという「社会への貢献性」
を意識しながら作成していく必要があります。
また、石田章洋氏の「タダでテレビに取り上げられる方法」にはテレビが取材する際のポイントとして以下を挙げています。
- なぜ今か? 露出にはタイミングが重要
- 公共性はあるか? テレビは建前は「公共性」
- 他と何が違うのか? 新奇性 希少性 優越性 意外性 ドラマ性
- 映像にできるものか~画になるか=動きがあるか
これらはメディアに取り上げられる視点を意識したニュースリリー作成のハウツーですが、記者発表会も、実はこれらの視点、要素を意識して、実施の可否を判断していきます。
皆様の過去の製品、サービスはどうでしょうか。
ニュースリリース直後、多くのメディアから問い合わせがあり、実は発表会をやった方が、良かったのではといった案件なかったでしょうか。
世界初となる独自技術の発表であればニュースリリースを配信して記事に掲載されるだけでなく、記者発表会を実施すれば記者が取材に来る可能性は高いです。
スタートアップ、ベンチャー企業に関しては、実は「独自性」「新規性」「公共性」「なぜ今のタイミング」が絶妙にそろっているケースが多いです。
(スタートアップ、ベンチャー企業がなぜPR手法を活用したほうがよいかについては、別書籍で紹介していきます)
情報発信に積極的でなかったB2B企業が新規ビジネスを立ち上げる際、「独自性」「新規性」「意外性」が揃っているケースが多いです。
メディアを集めた発表会というPR手法に気が付き、メディア視点の切り口が探せるようであれば、実施しない手はありません。
次からは記者発表会について、実際の実施プロセスを見ていきましょう。