サービス提供のきっかけ(1)~自分の失敗経験
コミュニケーション/PR業界に携わり20年たちました。
多くの相談を通じて、
- 「なんで早く、プロモーション、PRの相談をしてくれなかったんだろう。新サービスの発表の時じゃないとメディアへの記事化は難しい、、、」
- 「PR会社という業種さえ知って、相談してくれたら、もっと早く認知につながってたのに、、、」
- 「面白いサービスで一緒に仕事したいんだけど、私たち(=通常のPR会社)のコストとはあいませんね、、、」
- 「相談しているところが間違っていますよ、、、御社のサービスは弊社ではなく別の同業他社ですよ」
意を決して立ち上げたスタートアップやベンチャー企業、そして新規事業のPR担当、すでに代理店を使ってコミュニケーション活動をスタートしている団体・企業の相談を、飲み会の席など、「非公式な場」も含めれば、おそらく相談だけでも含めれば1000社以上に応じているかと思います。
私が相談に乗っていても、状況は変わらなかったかもしれません。所詮「たられば」かもしれません。しかし、唯一の事実はあります。
「ご相談いただくタイミングが遅かったことで、製品やサービスの一番の露出する機会を損失している」
(全体の4割)
「課題に対して、会社の枠を超えて、別の会社を紹介できれば、費用を無駄にさせる必要なかったはず」(全体の3割)
※残り3割は代理店の使い方、業務の振り方も知っており、普通の相談(新規、コンペなど)。
また、私がPRに人一番思い入れがあるには理由があります。自分事ですが、新規事業を立ち上げた経験からです。
その時の失敗は何だったのか。人のせいにしてみたり、その時の状況のせいにしてみたり、自分のせいもあるけれど、、、結果、今の会社において相談にくるヒアリングを通じて分かったことがあります。
「事業を立ち上げること(=製品、サービスをスケジュール通りローンチすることだけ。パッケージを作り、工場でしっかり製品が仕上がり、全国に納品されるなど)に精一杯で、その製品を売りたい、届けたいターゲットに対するPRの視点が圧倒的に欠けていた」という点です。
数か月たち、売上、評判が芳しくなく、ここで冷静に事業を振り返り、「PR視点が欠けてた」ことに気が付きます。しかし、時はすでに遅かった。。。
そして、時が経ち、あらゆる「知識」の点と点がつながっていきます。
「失敗の原因は『PRを意識するスタートが遅かった』ことも大きな要因であった」
「だから米国含めてグローバルでは、スタートアップ、新規事業を始めるときは最初からPR視点を持ち、すでに製品がローンチされある程度認知されていても、既存プロモーションの方向性の確認の意味でピッチコンサル(セカンドオピニオンの提供)がいるんだ」と。
誰もが使いやすい価格帯で、相談やセカンドオピニオンを提供することができれば、コミュニケーションを通じて、事業が埋没することなく、大きく羽ばたくことをサポートすることができるのではないか。
それが、この事業を考えたスタート点です。