サービス提供のきっかけ(6)~リリースは効く?
「起業したけど誰にも知ってもらえない」
「商品の認知はあるのに、企業ブランドの認知が」
「良い商品なのに売れない」
「なぜ、あの企業だけメディアに取り上げられるのか」
「新製品を出すから露出したい」
なぜうまくいかないのか?
マーケティング、PRを通した認知拡大、ブランディングには「かならず御社なりの解決策は存在します」 。問題はその課題解決に導いてもらえる「会社」「コミュニケーションツール」に出会えないことです。
例えば、「起業したけど誰にも知ってもらえない」という課題に対して、
「売上」、「社名認知」、「ブランド認知」、どの課題に比重が高いかによって、アドバイスも、使うツールも大きく変わってきます。
なぜ違うのか?
(1)その企業のツール、サービスを使った提案を行わないといけないから、ただそれだけです。
最初に相談にいった会社が「広告」「デジタル広告」「PR」「SP系」「印刷系」でおそらく出された回答は全く違うものかと思います。
- 圧倒的多数の普通の担当者は、自分の得意なツールしか提案できないし、しません。
- 「本当はあのツールのほうが有益だけど、しょうがないよね、うちらの会社の提案なんだから」と優秀な担当者ほど、割り切って提案し、案件獲得後、若い人にでも任せて逃げているでしょう。
- 他社のサービスを提案できる優秀な人はその段階で「ノルマ」達成のメドが付いている人、少々変わり者の人でしょう。
(2)成功体験が偏っている、ただそれだけです。
マーケティング、PRは企業の大小にかかわらず重要ですが、企業の成長ステージ、業種、規模感によってまったくアプローチは異なります。
しかし、マーケティングやPR、広告など市販の本、各種プロモーションに関するセミナー、実際の代理店の守備範囲や施策は大企業中心の経験値、あるいは一企業の広報担当としての成功体験に基づいているからです。
財閥企業から大企業、中小企業、スタートアップ、製造業からサービス、IT企業、ラグジュアリから汎用品、プロモーション費用1億円以上からわずか30万円など、多種多様な企業の相談に乗っているのは実は私ども含めて「PR会社」出身しかいません。
冒頭の画像は、あくまでも例に過ぎませんが、最初からメディア露出を進めている戦略ではありません。
前提として、すでにリスティングやターゲティング、アフリエイトなど顕在化されたニーズに対しての施策はやり終えた企業に対しての、また企業ヒアリングを通して、「指名買いにつながるブランディング」の希望を通しての、施策の提案をした際に使用したものです。
また、多くの書籍、雑誌、セミナーに行っても、冒頭画像のような、見れば単純な施策を推しているところはありません。こんなんじゃ、相談を受けた代理店含めて儲かりません。これを成功体験と書いても、誰も食いつきません。
PR会社出身者がいうのもおかしいですが、
プレスリリースは「広告」よりも効くというCMが最近流れていますが、プレスリリースを配信するだけで、複雑な問題は解決すると思いますか?
実際、私のところに相談が来たケースです。ドラフト版ですが、私が作ったヒアリングをシートを記載いただいたうえで、
「プレスリリースは「効くケース」もあるから、自分の製品、サービスに合わせて使い分けると、より効果的ですが、御社の場合リリースだけでなく、SNS広告施策のほうが費用対効果があり、相関性があるので、プレスリリースと同時にInsta広告をやりましょう」
とアドバイスして、大きく成功した事例があります。
お客様が欲しいサービスを提供したい。
そこにお客様も自分にもビジネスチャンスがあるのではないか、そう思ったのもサービス提供きっかけの一つです。