サービス提供のきっかけ(7/最終)~人材マッチングからスタートしたが。。。
このビジネスを考えるに至った、きっかけはすでに(1)で話した通りですが、
実はその前にも、課題に対して様々なビジネスのアイデアが浮かんでいました。
そのアイデアの中で、最初に考えて「没」にした事業があります。
PR業務をある程度経験し、
- コンペの説明で、クライアントから「今の代理店の担当はまったく業界のことがわからない。担当に不満なので、代理店コンペを行う(我々も契約が取れてもフィーが少ないと若手しか付けられず、同じことだけど。。。)
- 契約決まったけど、アサインできる担当がいない。。。(人材の枯渇)
という課題に対して、何か解決できる手法はないのか?
そこでまず浮かんだのが「人材ビジネス」でした。
優秀なフリーのPRコンサルの方とも仕事をした経験から、
「フリーの方、今は会社に在籍しているが働き方を変えたい人、そんな優秀な人と、必要としている企業を結び付けることができたら、課題は解決するのではないか」
今のPR会社のリソースだけで解決しようとするから、必要な人材を、契約が取れた企業に人材をアサインできないだけで、PR専門のPR人材仲介会社を作ったら、企業ニーズに合致するのではないか。
当時は画期的なビジネス!と自画自賛。
新しいビジネスをするとは言わずに、多くの企業、フリーの人に意見をぶつけて、課題点を浮き彫りにして、ビジネスを確固たるものにしようと思いました。
しかし、この発想も所詮プロダクトアウト、PR会社側にいる「頭」で考えただけの発想だったんですね。
もちろん、ニーズに合致した企業側、フリー側が合えばまったく問題ありませんが、
多くの人のインサイトにあった発想、
フリー側は
- 別に安く使われるつもりはない
- 企業側の意向強く業務を行うぐらいなら、会社員になったほうがいい
企業側は
- 優秀な人がいるなら、別に仲介会社を通さずとも直接雇用する
- 優秀な人に変えろとクレームをつけているが、本当はPR会社の費用対効果の低さにクレームをいれているだけではないか
話せば話すほど、考えれば考えるほど、
マッチングビジネスは実は我々側の発想であることがわかりました。
しかし、今のPR業界だけでなく、代理店の発想、業務内容に関して、何かモヤモヤが残ったままでした。何かわからないけど、企業ニーズ、世間全体のニーズに絶対に合致していない何かがある。
そんなことを長年考えて、ローンチしたのが現在の
- セミオーダー型PR
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