記者発表会(記者会見)~誰もが実施できる方法(1)
書籍「ゼロから始める究極のPR実務入門」に書いていますが、PR手法は
「ニュースリリース作成」
「ニュースレター作成」
をベースに、
「メディアコンタクト」
「メディアキャラバン」
など様々な手法があります。その手法の一つにメディアを集めた「発表会」という手法もあります。
メディアを集める手法にはいくつか種類があります。
1 記者発表会・勉強会:(新規事業、新製品、事業内容の発表。10人、30人、50人前後が一般的)
2 ラウンドテーブル:(1人~5人程度の記者を集めての説明会や勉強会)
3 芸能記者発表会:(芸能人やタレントなど著名人を起用した新製品、新サービス発表会。30人~100人前後)
4 試食会:(新商品や新メニューの試食体験会。10人~50人前後)
5 内覧会:(新施設のオープン時に、施設内を見学いただく方法)
6 セミナー・カンファレンス:(一般向けのセミナーに記者を誘致。開催前にメディアを集めた説明会を実施するケースも。知ってもらいたい内容や知識をレクチャー)
7 オンライン発表会:(リアルで行う上記発表会をオンライン上で実施。コロナ化では、試食会などもオンラインで実施している企業もあり)
8 ランチョン勉強会:(お昼ご飯を食べながら、社長・役員とメディアとの懇親会だったり、当該企業の事業やサービスを理解してもらうためのブリーフィングなどを行う方法)
このようにメディアを集める手法はいくつかあるため、目的に応じて、使い分ける必要があります。PRコンサルタントであっても、
「果たして、記者発表会を行うことや、提案することが適切かどうか」
を迷う局面は非常に多くあります。
しかし、この種のPR手法を知らない人、PR周りに詳しくない人は、そもそも
「(各種)発表会という手法があったんだ」
「自分達みたいな小さい、知名度のない会社が記者発表会なんて実施できるのか」
「(想像で)大掛かりなものになりそうだから大変そう」
「こんな情報、ネタで新製品発表会を実施して、メディアが集まるのか」
と、(発表会という手法を知って)後にになって後悔する人や、発表会自体は知っていても、開催の有無に確証が持てずに、不安に思っている人が多いです。
実施するにあたり一番重要なのは「発表する情報」で、企業の大小、知名度の大小はあまり関係ありません。