記者発表会(記者会見)~誰もが実施できる方法(4)
④記者発表会~実施のプロセス
記者発表会、記者勉強会ですが、やるべきことは以下に集約されます。
エクセルなどで適時、進行状況をチェックして、どこまでやったかを可視化できれば、誰でも用意に、記者発表会、記者勉強会を実施することは可能です。
2カ月~前日
- 記者会見内容、勉強会のテーマを設定
- 伝えられる内容を吟味し、発表会なのかセミナー勉強会の内容なのかを考える
- 日時と会場、必要備品を決める。ホテルや貸会議室で実施する場合はロケハンなど実施
- 日時を決め、何人ぐらい呼ぶのか決める
- 会場にない必要備品を手配する
- バナーなど制作物の使用の有無を決める
- 当日発表するプレゼン内容を決めていく
- 発表項目を決め、誰がどの内容を話すのかをきめる
- 当日、メディアからの質問想定と回答を事前に作成する(FAQの作成)
- 当日配布資料を作成する
- 発表会であればニュースリリースを作成する
- 当日出席者へのノベリティの有無を決める
- メディア受付方法と導線を決める
- 関係者の当日の入り時間、リハなどのスケジュールを決める
- 発表会後の社長インタビューの実施の有無について決める
- 社長へのレク
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メディア誘致方法
- 案内状を作成、メディアへ配信
- 案内状配信は2週間前から
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当日
- メディア受付セットを用意して報道受付をセッティング
- 会場の椅子、テーブル機材をセットし、マイクなど音響をチェックする
- プレゼン内容を一通りリハーサルを実施する
- 質疑応答のマイクを誰が渡すのかを最終確認
- フォトセッションを行う場合は、どのように記者を誘導するのかを確認
- 質疑応答時、誰がどの質問に答えるのか事前に決めておく
規模の大きい、小さいの違いこそあれ、上記が記者発表会、勉強会を開催するにあたってのチェック事項です。
書き出しみると、やることは多そうですが、記者発表会慣れ?しているものにとっては、当たり前の業務内容ですし、それほどオーバーな業務とも思いません。
もちろん、上記実施にあたり「社長」を含めた役員など、社内調整の時間は大きな時間が割かれることは必至ですが。
最近では、オンライン記者発表会、勉強会が主流になってきました。
以前は地方企業にとっては、ネックであった東京など大都市圏メディアへの案内、出席も可能になってきました。
地方にある企業であっても、「これは絶対に面白い新製品である」「社会的に意味のある活動だ」と思うのであれば、積極的に記者発表会という手法も検討してみてはいかがでしょうか。
次回以降は、地方企業の広報PR方法について、お話しようと思っています。